材料測定ラボ

オイルシールの材料において、ゴムの配合設計は非常に複雜で、困難の伴う作業です。過去10年間、NAKは多くの努力を払って数多くのゴム配合を開発改良して来ており、この分野での技術開発のリーダーとなっています。材料測定に関しては、NAKは最先端の材料研究ラボを擁しています。先進の設備を利用して、顧客のニーズに適った新たなゴム配合を開発・測定して参ります。

現在、NAKの開発するゴム配合は環境法規に従い、またカーボンフットプリントを低減しつつ、顧客ニーズを満たします。それぞれ顧客に必要な使用環境は異なるので、オイルシールは高温、高圧またはある種の極端な要件を満たす必要があります。

NAKの提供するオイルシールは、使用環境の差異により、異なる材質、例えばゴム、熱可塑性エラストマー(TPE)また合成ゴム等が採用されます。例えばTPEの中には、ウレタン系(TPU)、動的加硫系(TPV)、エステル系(TPEE)などの素材があります。TPUは主に高圧かつ高磨耗の環境、TPVおよびTPEEは自動車の防塵カバー上に使用され、テフロン系(PTFE)も高圧かつ高磨耗の環境で、特にTPEと比べて温度範囲はさらに広範囲となっています。

NAKはゴム測定面において以下の測定機器を備えています。
•硬度計
•引っ張り測定機
•分析天秤
•ゴム混練機
•フーリエ変換赤外線スペクトル分析器(FTIR)
•低温硬化計
•永久圧縮歪み測定器
•熱重量測定装置